温活+乾燥対策で女子力UP
2019.03.11
寒さは体温を奪うだけでなく、キレイと元気の素〈潤い〉まで奪っていきます。
〈潤い〉は空気中の水蒸気の量、いわゆる『湿度』にも大きく影響を受けますが、湿度は気温が高いほど多くなり、逆に、気温が低いほど少なくなりやすいです。このため寒い冬は空気が乾燥しやすく、〈潤い〉が不足しがちになります。
お肌にいちばんいい湿度は60~65%、健康面では50~60%と言われます。
40%以下になるとウイルスの活動が活発になり、80%以上だとカビの繁殖が活発になります。
キレイの素〈潤い〉は、肌だけでなくウイルスに対抗するためににもとても大切です。
空気が乾燥してウイルスの活動が活発になっている時期は、口や鼻などの粘膜を保湿することで、ウイルスの侵入を防ぎます。
それでも体内に入ってきてしまったウイルスには、自分自身の免疫力をアップしておくことで対抗します。
免疫力は体温に大きく左右されます。
体温が1℃下がると免疫力は37%下がり、体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化すると言われます。
風邪をひいた時に熱が出るのは、体温を上げて免疫力を上げようとする防衛反応。
体温が低いと体内の細菌に対する抵抗力が低下し、腸内では悪玉菌や有害菌が増殖して、様々な病気や感染症の原因にもなってしまうからです。
ちなみに、風邪をひいた時に体が脂っこいもの受け付けなくなって、おかゆなどの消化のいいモノしか食べられなくなったりするのは〈酵素〉のはたらきによるもの。
食べたモノを消化・吸収してエネルギーにしたり、呼吸をしたり、なにかを考えたり、免疫力を高めて風邪と闘ったり・・・
などなど、体の中で起こっているあらゆる反応には、〈酵素〉の手助けが必要です。
体調が悪い時には、食べ物の消化・吸収に酵素を使うよりも、体の回復や免疫力を上げる方に集中して使いたいもの。
そのため、脳が食欲を抑えるように指令を出して、〈酵素〉をたくさん必要とするような脂っこいものを食べたくならないようにしてるんだとか。
人間の体はよくできているんですよね。
さて、暖かくなってきても冷え性で悩んでいる人は多くいらっしゃいます。
その原因のひとつは…
指先などは体と違い細く体積が少なくて、同時に皮下脂肪が少ないわりに表面積は意外に多いため外気温にどうしても影響されやすく、寒い時など冷えやすくなってしまうこと。
これにより、血管は収縮して血液が流れにくくなるので、余計に冷えやすくなってしまいます。
また、身体全体も寒くなって冷えてくると、指先などの末梢に送る血液の量を減らして大切な体幹部に多くの血液が渡るように脳から指令が出て体温低下を防ぐ反応のが起こります。
このどちらが起こっても両方起こっても問題なのは、血液が身体のすみずみまで行き渡らなくなること。これは大事なお肌にまで影響して、お肌の代謝まで低下してしまいます。
これにより皮脂の分泌が少なくなり、バリア機能も低下…
そうすると、水分がどんどん出ていって、肌はカサカサ、小ジワができたり、肌がくすんでしまったり…
さらに、肌の代謝が低下しているので、ハリや弾力の元になるコラーゲンの合成もスローダウン。
毛穴の開きやたるみが目立ってきたりすることになります。
寒さも乾燥も「しかたない」なんて放っておかないで。日々のちょっとした努力で、元気もキレイも格段にアップします。
もちろん、クリニックでできる治療もあります。
少量の血液を採取し、そこに医療用オゾンを投与して血液とオゾンを反応させて、活性化した血液を再び体内に戻す治療法です。定期的におこなうことで理想的な体質改善をはかり、病気を予防・改善して全身的な若返りを実現します。