美肌は肝臓でつくられる!?
2020.12.01
肝臓なんて、脂肪肝や糖尿病に黄色信号が出ちゃってるお酒好きの男性が気にすればいいモノでしょ…なんて思っていませんか?
たしかに、滋養強壮剤に入っているタウリンやお酒を飲む前に飲むウコンといったドリンク剤のイメージがあるので、「肝臓 = 男性」とインプットされてしまっている方も多いかもしれません。
しかし、実は肝臓は美肌を目指す女性にこそ、注目してほしいとても重要な臓器なんです。
ミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタント、エリカ・アンギャルさんは、著書「世界一の美女になるダイエット」(幻冬舎)の中で、『肝臓は美肌工場』とまで言っています。
美肌のために重要な肝臓の機能は、2つあります。
1つ目は解毒機能。
腸で消化し吸収した栄養分は肝臓へ送られます。
ここで体にとって必要なものと不必要なものに選り分けて、毒となる不要なものは無毒化して体外へと排出しています。
私たちのまわりは、実に様々な毒素であふれています。
気にしてみたことはありますか?
・ 環境ホルモン
・ 食品添加物
・ 残留農薬
・ トランス脂肪酸
・ 精製された炭水化物
・ 精製された過剰な砂糖
・ たばこ
・ アルコール
・ 薬
仮に、肝臓で起こっている解毒の化学反応を工場で再現した場合、江戸川区がいっぱいになる程の工場が必要だと言われます。それだけ大掛かりな作業を、体内で行なっているのが肝臓なのです。
これ程の機能をもっている肝臓ですから、正常に機能していれば、毒素が体内に入っても問題はありません。
肝機能が正常な人は、肌も美しいのです。
しかし、何らかの理由で肝臓の機能が低下していると、毒素を速やかに処理できず、体内に蓄積してしまいます。そうすると肌は悪循環に陥り、美肌を損なうことになります。
・ 肝臓機能が低下
・ 毒素が体内に蓄積
・ 細胞の機能が低下
・ 肌の新陳代謝が停滞
・ メラニンが停滞、肌がくすむ
・ 顔色が黒ずんでくる
2つ目は代謝機能。
腸で消化・吸収して肝臓に送られた栄養分を体内で利用できる形に作り変えて全身に送り出しています。
肌や髪、筋肉や血液など、身体を作るための材料を供給しているのが肝臓なのです。
肝臓で合成されるものの1つに「グルタチオン」というものがあります。このグルタチオンは、黒色メラニンを作るチロシナーゼの活性を抑制し、メラニンの沈着を防いでシミを予防します。
さらに、肌色メラニンの生成を増やして、肌全体を白くトラブルのない肌へと導きます。
〈肝臓 ⇨ 美白〉なのです!
全身美白を叶える人気の「白玉点滴」は、主成分がグルタチオンです。
メディアージュクリニックでも高濃度グルタチオン点滴をお受けいただけます。
それでは肝臓の働きを高めるには、どうしたらいいのでしょう。
まず考えなければならないのは、やはり食事です。肝臓がしっかり働くために、ぜひ摂りたいのが良質のタンパク質。新陳代謝が激しい肝臓は、その機能を維持するにはタンパク質が不可欠なのです。
オススメは、たまご。
タンパク質はアミノ酸からできていますが、1コのたまごには、1食に摂りたい9種類の必須アミノ酸がすべて含まれているんです。
必須アミノ酸を効率よく摂るには、そのバランスがとても大切。どれか一つでも量が足りないと、せっかく摂っても残念ながら、体を作る材料として使えないんです。
ちなみに、タンパク質は代謝がアップするので、朝摂るのがオススメです。
タンパク質では摂ったエネルギーの30%が熱に変わります。脂肪は4%、炭水化物は10%ですから、タンパク質は他よりも熱に変わる割合が高いんです。
タンパク質はすべての代謝に関わる酵素の原料でもあります。ですから、しっかり摂れば代謝がアップして、疲れにくくもなります。
美しい肌をつくるために良質のタンパク質をしっかり摂って、肝臓の機能を高めましょう。
それからもう1つ。
抗酸化作用の高い野菜やフルーツを積極的に摂りましょう。
栄養素をどんどん代謝し、自身も新陳代謝が激しい肝臓は、体を酸化させる活性酸素ができやすいところです。ですから、抗酸化作用の高い他の食品を一緒に摂って、活性酸素の働きを抑えて肝臓の負担を軽くしてあげることも大切なんです。
美肌も健康にも非常に大切な肝臓。
肝臓の機能を高めて、美肌も健康もアンチエイジングも!! という方にはプラセンタもお勧めです。
プラセンタは肝臓の治療薬として使われている医薬品です。
ウイルスやアルコールで傷害された肝細胞を修復・再生する働きや、全身の細胞機能を活性化したり、肝臓などに沈着した脂肪を減少させる働きがあります。
美肌にとってもとても大切な肝臓。
ぜひ一度、見直してみてはいかがですか。
気になる方は、メディアージュクリニックにお気軽にご相談ください。